年末に自分を褒める時間を持つ、という話

こんにちは!Aki’s Proofreadingの明子です!
6月頃に必ず一度は「あっという間に『今年も終わるねえ』という会話をする日が来るんだろうね」ということをみなさん口にすることがあるのではないでしょうか。

ついにその日が来てしまいました。
今日は12月30日です。
何をここで書こうか考えましたが、区切りとして自分の2021年を振り返ってみます。

この一年のわたしにとって、4月6日に開業届を提出したことが何より大きな出来事でした。

明らかに不景気な時代に、個人事業主というまったく先が見えない道を進む選択をしたことについて、今でも「これで良かったのだろうか」と思うときは、正直あります。

その一方で、もしこの道に進むことをあきらめて、できるかぎり無難であることを優先していたら、自分がおばあちゃんになってこの岐路を振り返ったときに、今の道を選択しなかったことを後悔するだろうなともわかっています。

なぜなら、今の校正者・執筆者の仕事は、自分の特性を最も活かせることであり、好きなことだと自覚できているからです。

今年の元日、叔父にこの道を進むことの相談をした際、「どういう働き方かに正解があるのではなく、自分で決めて選んだ道を進むことが正解」という言葉と、「大切なのは”思いきり”」という言葉をいただきました。
これらの言葉を何度も反芻し、励みにしてきたおかげで、この一年は出来事としての変化と同時に、自分自身の内面の変化もあったと実感します。

「自分で決めて選択する」ことは、これまでのわたしはとても苦手でした。
自分自身に自信が持てず、周囲の考えが正しいと思い、自分で考えを出したとしても、必ず誰かに背中を押してもらう必要がありました。
それは、もしその考えがうまくいかなくても、自分だけで答えを出したのではないし、という保険にしていたのかもしれないと、今は思います。

叔父からその言葉をいただいてから、今年は自分自身の決断を信頼して行動するということと、思い切りを意識するようにしました。
そのおかげで今の自分は、自分自身の考えを信頼して直感的に行動できるようになったなあと感じます。

あとは今年の夏ごろから「ポジティブ日記」というのをはじめました。
日記といっても、箇条書きで今日の良かったことだけを3つくらい、寝る前にスマホのメモに入力するだけです。
良いことだけを振り返る時間があるだけで、だいぶ自分の視点が変わったように思います。

とはいえ、まだまだ比較してしまうことや、くよくよすることもありますが、それでもこの一年の自分は頑張ったと、自分で褒められるほどの変化がありました。

今日は、本当に自分のひとりごとになってしまいましたが、せっかくの2021年の終わりですから、自分を労うことで締めくくろうと思います。

ちなみに「労う」とは、

ねぎらう【労う・犒う】
その人の骨折りに対して、ご苦労だという気持をなんらかの行為で示す。
『新明解国語辞典・第七版』(三省堂)より引用

ねぎらう【労う・犒う】
労苦や骨折りを慰め、感謝する。
『明鏡国語辞典・第二版』(大修館書店)より引用

とあるので、自分以外の人に対して使うのが本来かもしれませんが、365日頑張って生きた自分を労うのはおおいにアリとわたしは思います。

とはいえ、こう言えることには、何よりいろんな場面で助言をくださった周囲の人々のおかげがあります。早くわたしも人に与えられる人物になろうと実感した一年でした。有難うございました。
皆さんの2021年はいかがでしたでしょうか。大晦日もお仕事という方も多いと思いますが、お身体を大事に良い年末年始をお過ごしください。
ではまた!