日本語は難しいとつくづく思うよ、という話

こんにちは!Aki’s Proofreading の明子です。東北もいよいよ梅雨入り。ジメジメの季節がやってきました。

みなさんは、「あついなあ」という文字を見て、何を想像しますか?
例えば、暑い部屋の中で、バスケットボールの熱い試合を観ながら、ぶ厚いピザを頬張っている友人が「あついなあ」とつぶやいたら、どれのことを言っていると思いますか?

あついという言葉を日本語で表現するイメージ

なぜ、この質問を唐突にしたかというと、複数の友人から「ブログがうまく書けない」というボヤキを聞いたからです。
わたしはなんとなく、その理由が想像できました。

想像力とお察し文化の日本ならでは

わたしたちが日常で行う日本語の会話は、主語を省略したり、相手の想像に委ねることが多いよなあと実感します。
それは特に、外国語学習をするとよくわかります。
わたしが学習しているのは英語とイタリア語ですが、いずれも文章の中には主語と述語、目的語、修飾語などが存在していて、それらを組み立てて相手に伝えます。(ネイティブは省略している部分も多いとは思いますが)
一方日本語は、その会話の時の状況や環境に応じて、相手が自分の言葉を推測してくれるため、かなりの数の言葉を省略してもちゃんと伝わることが多いですよね。
日本を表現するのにも用いられる「お察し文化」と想像力が、文章作成に弊害を及ぼしているのではないかなあと、わたしは思います。

欠けているものを改めて追加してみる

普段の話し言葉でブログなどの文章を書くと、1日経ってから読み直した際に、「ん?」と感じることがありますよね。
それは、自分で自分の文章の中身を察しながら書いたために、思考がリフレッシュした翌日以降に読み直すと、察した内容がわからなくなってしまうからだと思うのです。

それでは、どうしたら読みやすくなるか?
これもまた、外国語学習につながるのですが、例えば英語の文章って、やけに一文が長いなあと感じたことがあると思います。
それです。
英語の文章では、主語と述語、目的語、修飾語といった構文ができあがっているために長い。
なので、日本語の文章を書く際にも、なんとなく堅苦しいとか長ったらしいとか思えるかもしれないですが、
主語と述語、目的語、修飾語など、ひとつひとつ丁寧に記述する癖をつけるとよいかと思います。

その場の状況を共有している相手以外の人は、文章を察することはできないので、読み手が読みやすくなることを目的とすると、きれいな文章になると思います。

日本語は難しいですよね。
もしわたしが、他の言語が母国語だったら、第二言語に日本語は選ばないと思います。難しすぎて、わからない。
それが生まれた時からすでに身についていることは幸運ですし、もっと日本語を丁寧に使えるようになりたいなと最近特に感じ、今日のトピックにしました。

では、また!