こんにちは!Aki’s Proofreadingの明子です!
みなさんは今の自分につながるきっかけとなるような、幼少期の出来事やモノはありますか?
わたしの場合、初めて英語という文字に触れたきっかけとして、世界的なキャラクターであるスヌーピーのコミック本があります。
おそらくわたしの小学校入学前後だと思いますが、「スヌーピーのテニス大作戦」というコミック本を買ってもらいました。正式には「ピーナッツ」というタイトルのコミックで、その中の登場人物として、おなじみの数々のキャラクターが登場するものです。また、翻訳者である谷川俊太郎さんのお名前も、この本で覚えました。
多くのきっかけをくれた本
当時6歳頃なので、英語どころか漢字も読めない文字が多かった中、一つの話に登場する「ベン・ハーの戦車競争」という文字だけはなぜか大人になってもずっと覚えていました。カタカナとひらがなと角ばった漢字が混ざっている字面に目を奪われたのです。また、当時兄と軍人将棋にハマっていて、戦車という言葉を覚えたてだったから目についたというのもあります(最近ようやく、ベン・ハーというのが映画のタイトルであることを知りました)。
テニスというものを知ったきっかけもこの本からであり、その後「エースをねらえ!」にハマり、中学校でテニス部に入ったという、入部きっかけあるある的な話もこの本が始まりです。
当時のわたしが、「英語」というものをどう捉えていたかは覚えていませんが、「よその国の言葉が存在する」ということに興味をもったことは確かです。40年近く経ってもなかなか英会話は上達しませんが、今でも英語やイタリア語という外国語学習に興味を持てているのは、ピーナッツのコミックが大きく影響しているなと感じます。
今の自分が大人であることを実感
先日40年以上ぶりに、じっくりとこの本を読み直してみました。ピーナッツは新聞の4コマ漫画から始まっただけあって、大人になってから読んだ方が、皮肉っぽい内容や、スヌーピーやチャーリー・ブラウンといった登場人物の性格にも触れることができて、想像以上に面白いです。なんと英語の文章だけでもスルスル読める自分に、「大人になったんだなあ」と感慨深くなりながら読み進めました。英会話学習の材料とするのなら、このような大衆的なコミックも役立つかもしれません。
40年以上前の本ということもあり、200円台の単価にも驚きましたが、作者であるチャールズ・M・シュルツさんや個人の住所も記載されてあり、確かに当時はいろいろな雑誌で文通募集などで個人の住所は問題なく書かれていましたので、時代の流れを実感しました。本当は本の表紙も掲載したいところですが、ただでさえ40年以上前の本、当時の出版社のツル・コミックさんは今はなく、著作権の許諾先がわからないので残念ですがあきらめます。
御存命だったときに、チャールズ・M・シュルツさんにファンレターを書いていればよかったなあ。
では、また!今週もゆっくりゆっくりいきましょう。