「広報病」という病、という話

おつかれさまです。

11月に入り、急に寒さが増してきました。
来週半ばには最低気温マイナス3度の予報。ベランダ住人のプルメリアをそろそろ部屋に入れてあげようか、それともその日だけ我慢してもらうか、迷っているところです。
趣味の波乗りはというと、仕事と波(デカいの怖い)と、休みが合わず、先月は2度しか入れていません。
こんな寒い中、行くのやだなー、すっかり弱気になっています。

受講者以上にわたしが学びになった「VEGAゼミ」のお話を

ということで11月。

今年わたしは、ベガルタ仙台・市民後援会さんが主催する、学生向けセミナー「VEGAゼミ」の取材を続けていました。

「VEGAゼミ」とは、名前の通り、サッカーJ2ベガルタ仙台を題材に、プロスポーツの運営のしくみを学び、実際に自分たちで企画立案を実践する、ベガルタ仙台・市民後援会が主催し、ベガルタ仙台と共同で5月から開催してきたセミナーです。
参加している高校生・大学生が目をキラキラさせながら、ひとつでも多く学びを得ようと、授業や就活で忙しい中も積極的に通っていて、開講式から今まで、回を重ねるごとに表情の変化を、取材しながら感じていました。

このVEGAゼミの中では、ベガルタ仙台で実際に活躍しているスタッフの方々が登壇して、それぞれの仕事について話をするという回が何度かありました。
登壇した各々がスライドを用いて、クラブや部署の業務内容などを紹介。忙しい業務の傍らでちょちょっと作ったとは思えないような、中身の濃い内容で、現在組織に属していない個人事業主のわたしも大いに学ばせていただきました(メモメモ)。

その中で、一番印象に残っているのが、広報部長の講義の中で語られていた「広報病」という言葉。
もちろん、検索してもヒットしません、広報病というのは造語です。

広報という仕事、「かっこいい」仕事に聞こえますよね?
クラブチームに限らず、一般企業の中でも、メディア対応などの目立つ仕事をはじめとしたスポークスマン的な役割で、華やかで注目を集めて、いろんな情報を知っていて、メディアを動かしているような。そんなイメージ。

しかし、そんな仕事だからこそ、勘違いをしてしまう恐れがあるのが、「広報病」なのだそうです。
広報という部署は、組織の情報を一番多く握っている。だからメディアにもちやほやされる。そうすると自分はメディアを動かす力があるんだ、という勘違いが起こる。
でも実は、自分に力があるのではなく、自分は組織の情報を”知っている”だけであって、その情報を自分が生み出したわけではないし、自分に力があるわけではない。
そこを勘違いすると、広報の人間として破綻してしまうので、いつも自戒しています、というようなことを、広報部長はお話していました。

実際、広報の方々を見ていると、さまざまなメディアの対応におわれ、取材に対するスケジュール調整をし、万が一何か問題が生じれば矢面に立つなど、おそらく立場が上になればなるほど、席でせんべい食ってる場合じゃないほど多忙なお仕事なんだろうなとも感じます。

集中しているときに飲み物をこぼしたりすると、げんなりですよね

そんな話を聞いて、ゼミ生たちもこれから社会に出た時に、思い出してもらえたらいいなあ、と感じました。

2026年後半、何が安全かわからなくなりました

2026年、この下半期は特にセキュリティ問題等々で、さまざまな企業の方々が東奔西走だったのではと推測します。AIの進化によって、これまで強固だった日本語にも、簡単に抜け道が見つかるようになり、彼方此方で対応に追われていました。
「矢面」という字面を見るだけで、本当にご苦労さまですと、労いの言葉をかけずにはいられません。

字面だけでも痛そうな「矢面」。
人ごとかよと思われそうですが、いつもの明鏡さんを開いてみると、


や-おもて【矢面(矢表)】
(1)敵の矢が飛んで来る正面。(2)質問・非難などを集中して受ける立場。
『明鏡国語辞典・第二版』(大修館書店)より引用

新解さんを開いてみても


や おもて【矢面・矢表】
矢の飛んで来る正面。〔質問・非難などをまともに受ける立場の意にも用いられる。例、「抗議のーに立たされる」〕
『新明解国語辞典第七版』(三省堂)より引用

今回登壇した各部署の方々、多忙な局面とは思いますが、ご無理のないように、応援しています。

冒頭に書いた、VEGAゼミ生が自分たちで企画立案したイベントが行われる「FAN FUN FESTA」は、実は明日のベガルタ仙台ホームゲーム前に開催されるんです。
後援会の方々と一緒に夜も朝も相談して作り上げたイベント、今日は学生のみなさんはどうして過ごしてるのかなあと思いながら、わたしも取材に伺うのですが、なんだかそわそわしています。
盛り上がりますように!